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特集 QOL向上のための内分泌療法

女性のヘルスケアとエストロゲン

高橋一広

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.24 No.4, 17-20, 2017

エストロゲンが欠乏する閉経後はさまざまな症状,疾患が増加する。血中エストロゲンが急激に欠乏する外科的閉経は自然閉経に比較して,更年期症状が強く現れる。外科的閉経は卵巣温存群に比較して認知障害リスクが増加するが,50歳までにホルモン補充療法 (hormone therapy;HT) を開始するとリスクを回避できるという報告もある。骨塩量は外科的閉経後に急速に減少するが,最終的な骨折リスクは自然閉経と差がみられない。50歳未満で卵巣摘出後にエストロゲン単独療法 (estrogen therapy;ET) を行わない場合は冠動脈疾患,脳卒中および全死亡が増加する。外科的閉経後はエストロゲン投与が禁忌の場合を除いて,HTを行うことが女性のQOL向上に重要である。
「KEY WORDS」エストロゲン,外科的閉経,自然閉経,ホルモン補充療法,ヘルスケア

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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