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特集 女性アスリート

特集にあたって

大須賀穣

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.24 No.3, 10, 2017

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え,わが国のスポーツに対する関心が深まっている。同時に,女性アスリートの特性が科学的に明らかになるにつれ産婦人科医の果たすべき役割がますます重要視されるようになってきた。翻って社会全般をみると,働き方改革が政府の重要課題に位置付けられ,さらに,自立生活ができる健康寿命を平均寿命に近づける取り組みが医療費削減のために急務となっている。特に,女性は平均寿命と健康寿命の差が約12年で,男性より約3年も長いことが問題となっている。女性の場合,要介護に至る原因として筋骨格系の問題が男性よりも大きいことから,健康長寿に向けた運動が注目されている。すなわち,女性アスリートを科学することはひいてはわが国の健康長寿にも繋がる国家戦略といえるであろう。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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