子宮筋腫の発生・進展にエピゲノム異常が関与するという仮説のもとに,同一患者の子宮筋腫と正常子宮筋を用いて,ゲノム全域にわたり両者のDNAメチル化パターンを比較したところ,子宮筋腫には多くのDNAメチル化異常があることがわかった1)-5)。さらに,子宮筋腫で特異的にDNAメチル化異常を呈する遺伝子を同定し,子宮筋腫と子宮肉腫の鑑別に有用な診断法に発展させたので紹介する。
目で見る遺伝子異常と婦人科内分泌疾患
子宮筋腫
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.24 No.3 4-7,
2017
著者名
杉野 法広
/
佐藤俊
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
産婦人科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。