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特集 妊孕性温存

妊孕性温存療法

(2)卵巣組織の凍結

髙井泰

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.23 No.4, 31-36, 2016

卵巣組織の凍結保存は,悪性腫瘍に罹患した女性に対するがん・生殖医療にとって重要な技術の1つであり,わが国でもガイドラインが発表され,施行可能な施設が増えてきている。緩慢凍結法やガラス化凍結保存法によってすでに60名以上の生児が得られているが,生児が得られるのは自己移植例の約2~3割に過ぎず,移植後の生着率の改善や移植卵巣に残存する腫瘍細胞(minimal residual disease;MRD)の検出など解決すべき問題も多い。母児の予後などを含め,検討すべき問題を見据えた長期的な取り組みが重要である。
「KEY WORDS」卵巣凍結,妊孕性温存,がん・生殖医療,腫瘍細胞(MRD)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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