<< 一覧に戻る

特集 発生および生体工学と生殖医療

精子幹細胞および精子の体外培養

慎武宮田あかね岡田弘

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.23 No.2, 35-40, 2016

「Summary」精子幹細胞は,生殖細胞のなかで唯一自己複製能をもち,雄個体の一生にわたり精子形成を続ける。精子幹細胞の自己複製や分化のメカニズムはいまだに不明なことが多く,これらの解明は男性不妊の原因究明や新規治療法の開発につながる。マウスでは近年,精子幹細胞の長期培養法が確立され,さらに,器官培養法を用いてin vitroでの精子形成が可能となった。現時点では精子幹細胞から完全なin vitroでの精子形成は達成されていないが,これらの技術がヒトでも可能となり,男性不妊治療の新たな手段となることが期待される。
「Key words」器官培養,精子,精子幹細胞,体外培養,妊孕性温存

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る