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特集 アディポサイトカイン

アディポサイトカインと女性医学 アディポサイトカインと妊娠高血圧症候群

増山寿平松祐司

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.21 No.3, 51-57, 2014

「Summary」妊娠経過に伴いインスリン抵抗性(IR)が亢進することは,胎児へのエネルギー供給の点からは合目的であるが,妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群(PIH)など妊娠中のさまざまな病態にも関与することが知られている。近年の研究により脂肪組織は最大の内分泌器官として知られるようになり,さらに脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインはさまざまな病態に関与していることがわかってきた。肥満に伴うアディポサイトカイン分泌異常およびIR亢進は,PIHの病態に深く関与している。PIHは血管内皮障害が病態の本質であるが,早発型は胎盤病,遅発型はIR/メタボリックシンドローム的な背景が強いと思われる。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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