【特集 アディポサイトカイン】
アディポサイトカインと癌
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.21 No.3 25-30,
2014
著者名
八幡哲郎
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
血液
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癌
診療科目
一般外科
/
呼吸器内科
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産婦人科
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消化器内科
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皮膚科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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泌尿器科
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血液内科
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耳鼻咽喉科
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腫瘍内科
/
消化器外科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
「Summary」肥満と癌(悪性腫瘍)の発症や進展をリンクさせるメカニズムのひとつとして,脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインが関与していることが明らかになりつつある。レプチンとアディポネクチンに関する研究が最も進んでいるが,ほかにも複数のアディポサイトカインが関与していると考えられており,細胞増殖,血管新生,慢性炎症を介してさまざまな悪性腫瘍と関連している。悪性腫瘍とアディポサイトカインの関連性の詳細なメカニズムの解明により,予防や治療のターゲットとして利用できる可能性も期待されている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。