【特集 アディポサイトカイン】
アディポサイトカインと肥満症
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.21 No.3 17-23,
2014
著者名
松澤 佑次
記事体裁
抄録
疾患領域
高血圧
/
代謝・内分泌
/
糖尿病
/
癌
診療科目
一般内科
/
一般外科
/
循環器内科
/
産婦人科
/
腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
腫瘍内科
/
老年科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
「Summary」健康障害を有する肥満を,肥満症という疾病概念として捉えるわが国の考え方は,肥満を単なるリスクファクターとして捉え公衆衛生学的に扱う諸外国とは大きく異なっている。その基盤には,内臓脂肪蓄積が肥満に伴う多くの疾病の原因になっていることを明らかにしたことや,その分子学的メカニズムに脂肪細胞から分泌される生理活性物質,すなわちアディポサイトカインの概念が確立されたことが貢献している。本稿では,内臓脂肪の臨床的意義およびアディポサイトカイン,特にアディポネクチンの肥満症,メタボリックシンドロームへの関与を解説する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。