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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

5.その他(薬剤,検査,腎臓,糖尿病等) 62.抗血栓療法の周術期管理―抗血栓療法と血栓予防についての米国胸部専門医学会(ACCP)のエビデンスに基づいた実地臨床のガイドライン(第9版)

松本剛史

血栓と循環 Vol.22 No.1, 267-269, 2014

出 典
Douketis JD, et al:
Perioperative management of antithrombotic therapy: Antithrombotic Therapy and Prevention of Thrombosis, 9th ed: American College of Chest Physicians Evidence-Based Clinical Practice Guidelines.
Chest 141(2 Suppl): 326S-350S, 2012

「要約」「はじめに」2012年米国胸部専門医学会(ACCP)が公開した本ガイドラインに示されているのは, 抗凝固剤や抗血小板療法を受けている患者が手術や処置が必要となった場合の周術期管理である. 実地医家にとっては抗血栓療法中に観血的処置を必要とする場面に遭遇するが, その対応に苦慮する場面も少なくない. 本ガイドラインでは, 質の高いエビデンスに基づいた周術期管理を目指し, 臨床医が理解しておくべき周術期抗血栓療法の役割を解説している. 周術期出血のリスクの高い手術としては, 泌尿器科手術, ペースメーカーや除細動機の留置, 大腸ポリープ切除(特に1~2cm以上の大きなもの), 血流の豊富な臓器, 広範な組織傷害を伴う手術, 心臓・頭蓋内・脊髄の手術が挙げられている. 周術期における抗血栓療法の管理は, 個々の患者の血栓症発症リスクと周術期出血リスクの評価に基づいて行われる. 「ビタミンK拮抗薬(VKA; ワルファリン)投与患者の周術期管理」本ガイドラインではVKA治療について心臓機械弁・心房細動・VTEの3つの着目すべき病態を挙げている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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