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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

3.末梢血管,静脈血栓塞栓症(VTE/PE・DVT) 41.腹部大動脈瘤に関するヨーロッパ血管外科学会ガイドライン

明石英俊大野智和

血栓と循環 Vol.22 No.1, 185-189, 2014

出 典
Moll FL, et al:
Management of abdominal aortic aneurysms clinical practice guidelines of the European society for vascular surgery.
Eur J Vasc Endovasc Surg 41(Suppl 1): S1-S58, 2011

「要約」「はじめに」腹部大動脈瘤(AAA)に対する治療の歴史は長く, これまでに蓄積されたエビデンスと経験がある. 2011年に発表されたヨーロッパ血管外科学会の治療指針の中でAAAに対するガイドラインを解説するが, このガイドラインではMEDLINE, EMBASEとCOCHRANEライブラリーデータベースからのデータを基に作成されている. AAAの中で嚢状瘤や仮性瘤, 感染瘤は除外されており, 紡錘状のAAAを対象として, 破裂性腹部大動脈瘤(rAAA)に対しても指針を示している. エビデンスレベルは1~5段階に分けられ, 推奨レベルはA~Dの4段階で示されており, 文中では( )で示した. 「Chapter 1 疫学」AAAの定義については3cm以上の前後径を有するものであり(B), 他には近接する腹部大動脈径の1.5倍以上の前後径が大動脈瘤とする定義も存在する. AAAに対する重要なリスクファクターとしては高齢者, 男性, 喫煙, 家族歴などが挙げられている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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