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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

3.末梢血管,静脈血栓塞栓症(VTE/PE・DVT) 38.ヨーロッパ心臓病学会特別作業班による,頭蓋外頸,椎骨動脈,腸間膜動脈,腎動脈,上肢・下肢動脈を含む末梢動脈疾患診断および治療ガイドライン

駒井宏好

血栓と循環 Vol.22 No.1, 175-178, 2014

出 典
Tendera M, et al:
ESC Guidelines on the diagnosis and treatment of peripheral artery diseases: Document covering atherosclerotic disease of extracranial carotid and vertebral, mesenteric, renal, upper and lower extremity arteries: the Task Force on the Diagnosis and Treatment of Peripheral Artery Diseases of the European Society of Cardiology (ESC).
Eur Heart J 32(22): 2851-2906, 2011

「要約」「緒言」このガイドラインは作成当時に集められるエビデンスを基に, 医師が最良の治療方針を立てられるように作られたものである. ただし個々の症例については最終的には責任医師によってその治療戦略を決定するものである. 実地医は動脈硬化性血管病を単に1領域の血管床の病気であるととらえるのではなく, すべての臓器障害を治療し予防することを重視しなければならない. その意味でもこのガイドラインは末梢動脈疾患を頭蓋外頸, 椎骨動脈, 腸間膜動脈, 腎動脈, 上肢・下肢動脈を含む全身の動脈(大動脈は省く)を網羅するものとしている. 「下肢動脈疾患」「1. 診断」下肢動脈疾患の多くの患者は無症状であるが, 有症状の多くは間歇性跛行で始まる. 初期の非侵襲的検査として足関節上腕血圧比(Ankle-brachial index: ABI)が有用である1). 下肢動脈超音波検査やその他の非侵襲的検査が診断には優先されるべきであるが, 下肢血行再建を考慮する際に病変の局在を調べる目的ではCTやMRAも考慮される.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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