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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

2.心臓 32.エビデンスに基づく抗凝固療法―抗凝固療法と血栓予防9th版:ACCP Evidence-Based Clinical Practice Guidelines

是恒之宏

血栓と循環 Vol.22 No.1, 152-157, 2014

出 典
Holbrook A, et al:
Evidence-based management of anticoagulant therapy: Antithrombotic Therapy and Prevention of Thrombosis, 9th ed: American College of Chest Physicians Evidence-Based Clinical Practice Guidelines.
Chest 141(2 Suppl):152-184, 2012

「要約」「1. はじめに」治療域の狭い薬剤を可能な限り有効かつ安全に使うためには, 質の高い抗凝固治療管理が必要である. しかしながら, 実臨床での質問に対する回答はそのほとんどが無作為化比較試験によって得られたものではない. われわれは23の臨床的質問に対して十分と考えられるエビデンスを検出したが, そのうち強く推奨できるのはわずかに2つのみであった. 1つはワルファリン治療における目標PT-INRが2.0-3.0であること(Grade 1B), もう1つはワルファリンの維持量の目安に薬理遺伝子学的方法をルーチン的に使わないこと(Grade 1B)である. 弱いながら推奨できる項目として, ローディング用量, 開始時の併用, モニタリング頻度, ビタミンK補充, 患者自己管理, 用量調整における体重と腎機能, 用量決定サポート, 避けるべき薬剤相互作用, 出血合併症の予防と治療などがある.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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