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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

1.脳 11.頭蓋内脳神経血管内治療に対する治療指針―AHA

天野達雄

血栓と循環 Vol.22 No.1, 52-56, 2014

出 典
Meyers PM, et al:
Indications for the performance of intracranial endovascular neurointerventional procedures: a scientific statement from the American Heart Association Council on Cardiovascular Radiology and Intervention, Stroke Council, Council on Cardiovascular Surgery and Anesthesia, Interdisciplinary Council on Peripheral Vascular Disease, and Interdisciplinary Council on Quality of Care and Outcomes Research.
Circulation 119(16): 2235-2249, 2009

「要約」「脳動脈瘤」1990年に脳動脈瘤の治療としてGuglielmi Detachable Coil (GDC)の臨床使用経験が報告され, 以後, 破裂/未破裂脳動脈瘤に対する血管内塞栓術が世界中に広まった(表1). 「1. 破裂脳動脈瘤」破裂脳動脈瘤における血管内治療の安全性・有効性を検討した研究のInternational Subarachnoid Aneurysm Trial (ISAT)では治療1年後はクリッピングで30.6%, コイル塞栓で23.7%と有意にコイル塞栓で少なかった. Cerebral Aneurysm Rupture After Treatment (CARAT) studyも同様に破裂脳動脈瘤に対するクリッピング, コイルを比較した検討で, 1年以降の再破裂はコイルで0.11%, クリップで0%だった. 以上の研究から, コイル塞栓術は良好な臨床的・神経学的転帰をもたらすと考えられるが, 理想的には開頭手術, 血管内治療両方が可能である施設で治療が行われるべきである.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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