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特集 データブック 血栓症治療ガイドラインup-to-date

1.脳 8.脳梗塞もしくは一過性脳虚血発作患者の再発予防に関する米国心臓協会(AHA)/米国脳卒中協会(ASA)ガイドライン

永沼雅基

血栓と循環 Vol.22 No.1, 37-39, 2014

出 典
Furie KL, et al:
Guidelines for the prevention of stroke in patients with stroke or transient ischemic Attack: a guideline for healthcare professionals from the american heart association/american stroke association.
Stroke 42(1): 227-276, 2011

「要約」「危険因子の管理」「1. 高血圧」血圧管理により, 脳卒中再発リスクが低減できることがメタ解析によって示されている. この効果は高血圧を有していなくても同等であり, また収縮期血圧の低下が大きいほど脳卒中再発のリスク低減効果も大きい. 降圧剤の種類と脳卒中リスク低減に関する明確なエビデンスはないが, 利尿剤とACE阻害剤の組み合わせが有効であるとの報告がある. 血圧管理には生活習慣の改善が重要であり, 減量および減塩, 野菜や果物に富んだ食事, 低脂肪食, 定期的な有酸素運動, 節酒が重要である. 「2. 糖尿病」心血管疾患, 脳卒中, その他の血管疾患の危険因子を有する症例に対する血糖管理の強化治療を行ったランダム化比較試験において, 強化治療では心血管イベントの発生や死亡は減少しなかった. 2型糖尿病患者に対するpioglitazoneの効果を調べたPROactive試験では, 脳卒中の既往を有する症例においては, pioglitazone使用により47%の脳卒中再発相対リスクの低減がみられた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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