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データブック アテローム血栓症の大規模臨床試験 PART3

5.末梢血管・静脈血栓・肺塞栓 11.心血管疾患危険因子と静脈血栓塞栓症(VTE)

荻原義人山田典一伊藤正明

血栓と循環 Vol.19 No.3, 197-198, 2011

出 典
Ageno W, et al:
Cardiovascular risk factors and venous thromboembolism:a meta-analysis.
Circulation 117(1):93-102, 2008

※図表に関しましては、割愛させていただいております。

要 約

背景

 以前までVTEと動脈硬化性心血管疾患は全く関連のない2つの疾患とされてきた.しかし,VTE患者に無症候性の動脈硬化症の罹患率が高く,また心血管疾患を発症する可能性が高いことが報告されてきており,両疾患の関連についての認識は変化しつつある.そこで,今回,心血管疾患危険因子とVTEの関連につきメタアナリシスを行った.

対象

 1996~2006年6月までのMedline,1980年~2006年6月までのEMBASEにて検索を行い,特発性VTE患者群とコントロール群間で,主な心血管危険因子の頻度を検討した研究を対象とした.妊娠,外傷,術後など既知のVTE危険因子を有するVTE患者を含むもの,コントロール群との比較がないもの,VTE診断の客観性が乏しいもの,対象が研究間でまたがっているものについては除外とした.その結果,対象は21研究で63,552人となった.

方法

 各研究のVTE群およびコントロール群についてのベースライン時の特徴(研究デザイン,サンプルサイズ,平均年齢,年齢のバラつき,性別),危険因子(VTE群およびコントロール群での,収縮期/拡張期高血圧,高コレステロール血症,高トリグリセライド血症,糖尿病,肥満や喫煙者数の割合)を収集した.
 変量効果モデルを用いてオッズ比(OR)や信頼区間(CI)を計算し解析した.統計学的な異質性はX2統計およびI2統計を介して評価した.

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