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データブック アテローム血栓症の大規模臨床試験 PART3

3.脳 b.脳梗塞の抗血小板療法 CLAIR 1.急性期症候性脳または頸動脈狭窄患者における塞栓症抑制に対するクロピドグレルとアスピリン併用対アスピリン単独の無作為化,オープンラベル,盲検エンドポイント試験(CLAIR試験)

棚橋紀夫

血栓と循環 Vol.19 No.3, 137-139, 2011

出 典
Wang KSL, et al:
Clopidogrel plus aspirin versus aspirin alone for reducing embolization in patients with acute symptpmatic cerebral or carotid artery stenosis(CLAIR study):a randomized, open-label, blinded-endopoint trial.
Lancet Neurol 9:489-497, 2010

※図表に関しましては、割愛させていただいております。

要 約

背景

 頭蓋内動脈硬化性狭窄病変を伴った脳梗塞,一過性脳虚血発作後の早期再発予防に対する抗血栓薬の無作為化臨床試験は少ない.頭蓋外超音波ドップラーで捉えられる微小血栓シグナル(MES)は将来の脳卒中リスクのサロゲートマーカーの1つであり,頭蓋外頸動脈狭窄患者の治療効果判定に使用されてきた.この研究はクロピドグレルとアスピリンの併用が最近起こった脳卒中患者においてアスピリン単独に比べて頭蓋外超音波ドップラーによるMESの数を減少させるかどうか検討した.

対象

 2003年10月28日~2008年11月19日の急性期脳梗塞または一過性脳虚血発作の患者で脳または頸動脈の狭窄を有し,頭蓋外超音波ドップラーでMESを認められた患者を対象とした.

方法

 発症7日以内に,クロピドグレル300mg/初日,その後75mg/日およびアスピリン75~160mg/日,7日間,またはアスピリン単独(75~160mg/日),7日間の2群にwebsiteで無作為に割り付けした.経頭蓋超音波ドップラーによるMESの測定はday 2, day 7に行った.主要エンドポイントは,day 2のMESを有する患者の割合とした.分析は修正intension to treatであった.分析は解析者に患者および検査日を伏せて行われた.この試験は,香港の中国大学の臨床試験センターで登録された.

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