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データブック アテローム血栓症の大規模臨床試験 PART3

2.心臓 b.血栓溶解療法 3.PCIにおける新しいP2Y₁₂阻害薬とクロピドグレルの比較に関するメタ解析

一色高明

血栓と循環 Vol.19 No.3, 72-74, 2011

出 典
Bellemain-Appaix A, et al:
New P2Y12 inhibitors versus clopidogrel in percutaneous coronary intervention:a meta-analysis.
J Am Coll Cardiol 56(19):1542-1551, 2010

※図表に関しましては、割愛させていただいております。

要 約

背景

 チクロピジンやクロピドグレルが経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の心事故を減少させることは明らかであるが,死亡率を改善させるというデータは示されてこなかった.新しいP2Y12阻害薬はPCI後にクロピドグレルと比べて強力な抗血小板作用を示すことは明らかにされているが,PCI後の死亡率を減少させるか否かについては不明である.

目的

 新しいP2Y12受容体拮抗薬がクロピドグレルよりもPCIの臨床成績を改善させるかを過去に行われた無作為試験のメタ解析によって明らかにすること.

方法

 1980年1月~2010年1月までの間にMEDLINEおよびCochraneのデータベースに登録された臨床試験のなかから,PCI施行例を対象として新しいP2Y12受容体拮抗薬とクロピドグレルの成績を比較した無作為化二重盲検試験を抽出した.解析は全登録例,全PCI施行例,ST上昇型心筋梗塞(STEMI)に対するPCI施行例を対象とした.1次有効性エンドポイントとして死亡を,1次安全性エンドポイントとしてTIMI major bleedingを設定した.PCI施行例では重大心事故,ステント血栓症も検討した.

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