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データブック アテローム血栓症の大規模臨床試験 PART3

2.心臓 a.虚血性心疾患 AAA 2.ABI低値者へのアスピリン投与による心血管イベント予防効果―AAA(Aspirin for Asymptomatic Atherosclerosis)試験

池田宇一

血栓と循環 Vol.19 No.3, 57-58, 2011

出 典
Fowkes FGR, et al. Aspirin for Asymptomatic Astherosclerosis Trialists:
Aspirin for Prevention of Cardiovascular Events in a General Population Screened for a Low Ankle Brachial Index:a randomized controlled trial.
JAMA 303:841-848, 2010

※図表に関しましては、割愛させていただいております。

要 約

背景

 ABI(足関節上腕血圧比)は非侵襲的,簡便かつ安価な検査であり,心血管イベントのハイリスクグループのスクリーニングに有用である.しかし,ABI低値者に対してどのような予防的介入が有効かについては明らかでない.本研究では,心血管疾患の既往のない一般住民からABI低値者を選出し,アスピリン投与が心血管イベントの一次予防に有効かを検証した.

対象

 心血管疾患の既往がなくABIが0.95以下のスコットランドの一般住民3,350人.平均年齢はアスピリン群62.2±6.7歳,プラセボ群61.7±6.6歳.男性29%,28%.ABI 0.86±0.09,0.86±0.09.

方法

 アスピリン(100mg)またはプラセボの二重盲検ランダム化試験.1次エンドポイントは,初回の致死または非致死性冠イベント,脳卒中,血行再建術の複合.2次エンドポイントは,①初回の全心血管イベント(1次エンドポイント,狭心症,間欠性跛行,一過性脳虚血発作の複合)および②全死亡とし,intention-to-treatで分析した.

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