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第34回「医学生物学における次世代シーケンサー利用に関する解説」

川沢(今村)百可

THE LUNG perspectives Vol.27 No.2, 70-73, 2019

初の次世代シーケンサー(next-generation sequencer;NGS)が発売されたのは2000年初期ヒトゲノム解読とほぼ同時期である.サンガーシーケンス(first-generation sequencer)によってヒトゲノムが解読されるまで,所要期間13年,費用は3億ドルに上ったが,NGSの進化によって,今やヒトゲノムは1日1,000ドルで解読できる時代となった.
一方で,NGSはその用途の幅も広がり,敷居の高かった解析手法も様々な改良がなされ,医学生物学において必要不可欠なツールとなってきた.筆者自身,開発途上のNGSマシンに触れ,2009年以降は一ユーザー兼プロバイダーとしてその進化を目の当たりにしてきた「生き証人」の1人として,NGSの実際と,現在の医学生物学にどう役立てるか,さらにどのような今後の発展が望めるか,全2回に分けて解説してみたい.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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