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特集 呼吸器疾患鑑別のための画像診断―読影のキーポイント―

基礎医学とのダイアローグ

2.肺結節のコンピュータ支援診断

久保武

THE LUNG perspectives Vol.27 No.2, 60-65, 2019

コンピュータ支援診断(CAD)は,医用画像をコンピュータで定量的に解析し,診断支援・補助する行為,機能を指す.CADには検出支援(CADe),診断支援(CADx)の大きな2つの領域がある.CADは機械学習の技術を病変/非病変,良性病変/悪性病変の分類問題に応用したもので,急速に進歩している領域である.今後,開発,検証に必要となる大量のデータを確保する体制の確立が性能向上の鍵となるであろう.CADユーザーである医師の教育も不可欠である.
「KEY WORDS」コンピュータ検出支援,コンピュータ診断支援,機械学習,肺癌

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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