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特集 喫煙のサイエンスⅢ

喫煙により取り込まれる有害物質と健康リスクアセスメント

遠山千春

THE LUNG perspectives Vol.27 No.1, 28-31, 2019

喫煙により引き起こされる呼吸器疾患として,慢性閉塞性肺疾患(COPD),肺癌,胎児の肺機能障害がある.主流煙および副流煙の粒子成分とガス成分に含まれる有害化学物質が主たる原因であり,これまでに有害性の観点から102物質がリスト化されている.曝露レベルを推定するために,個々の物質を定量することは必要だが,個々に削減することで喫煙による健康被害を削減する方策は不適切である.紙巻きタバコに比べれば加熱式タバコに含まれる有害物質の量は削減されているが,有害性が同程度に削減される訳ではない.タバコ製造会社自らが認めているように,喫煙から健康を守るためには禁煙が最良の手段である.
「KEY WORDS」呼吸器疾患,紙巻きタバコ,加熱式タバコ,発癌性,非発癌毒性

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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