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特集 免疫学の新展開と呼吸器疾患

血小板と気管支喘息

竹田知広森田英明松田明生松本健治

THE LUNG perspectives Vol.25 No.4, 38-41, 2017

血小板は生体内止血において,中心的役割を果たす血球成分である。しかし近年,止血のみならずサイトカインなどの生理活性物質を産生し,炎症に関与することがわかってきた。気管支喘息は,気道炎症による気道分泌液の産生,気道閉塞などによる喘鳴および呼吸困難を伴う慢性炎症であり,その臨床症状や病態の解析から2型炎症を主体とする疾患であるとされている。血小板は,IL-33やTh2細胞が発現するCD69のリガンドであるMyl9/12を有し,自然免疫,獲得免疫の両方に作用して2型炎症に関与することにより,気管支喘息の病態形成に関与することが明らかとなってきた。
「KEY WORDS」2型炎症,IL-33,Myl9/12,自然免疫,獲得免疫,AERD

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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