<< 一覧に戻る

CPC日常臨床から学ぶ

クリゾチニブ投与後に急性肺障害をきたしたALK融合遺伝子陽性肺癌の一剖検例

三田祐実子武山廉志々目修久保綾子溝渕莉恵多賀谷悦子近藤光子辺見卓男宇都健太小田秀明玉置淳

THE LUNG perspectives Vol.25 No.1, 10-14, 2017

クリゾチニブはALK 融合遺伝子陽性肺癌においてプラチナ併用療法を大きく凌駕する治療成績を示し,標準療法としての地位を確立している。今回クリゾチニブ内服中に急性肺障害をきたし,ステロイドパルス療法を施行するも改善せず,剖検により薬剤性肺障害とサイトメガロウイルス(CMV)肺炎と診断された一例を経験したので報告する。
「KEY WORDS」ALK 陽性肺癌,クリゾチニブ,薬剤性肺障害,サイトメガロウイルス肺炎,びまん性肺胞傷害

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る