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特集 超高齢化時代の呼吸器診療

近未来の日本の人口構造

Japan’s demographic structure in the near future

島崎謙治

THE LUNG perspectives Vol.24 No.3, 15-18, 2016

「Summary」2010年から2060年の間に日本の総人口は約3分の2に縮小し,2060年の高齢化率は39.9%に達すると見込まれる。生産年齢人口と高齢者の比率をみると,2010年は現役2.8人で1人の高齢者を支えていたのが,2060年には現役1.3人で高齢者1人を支える社会となる。地域により人口減少や高齢化のスピードは異なり,過疎地を多く抱える県では人口減少および高齢化の同時進行という深刻な事態が生じる。一方,大都市圏では高齢者の実数が激増するだけでなく増加率も高いため,医療・介護等の確保が切実な課題となる。また,世帯構造も大きく変容し1人暮らし高齢者(世帯)が急増するため,家族の代替機能の確保が迫られる。超高齢化や人口減少は,1970年代半ば以降の出生率の低下の結果であり,近未来の日本の人口構造の変容は相当程度「所与」のものとして受け止めざるをえない。
「Key words」高齢化,人口減少,合計特殊出生率,老年従属人口指数,世帯構造

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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