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第14回 次世代シークエンサの現状と応用(その1)―配列の特徴,用途,ゲノム変異,ゲノムアセンブリ―

近藤伸二

THE LUNG perspectives Vol.22 No.1, 82-89, 2014

「I. シークエンスの革命」2005年の最初の次世代シークエンサである454シークエンサの登場で, 1シークエンスラン(以下, ラン)あたりの配列産出能力が従来のサンガー型キャピラリーシークエンサの7万(7×104)塩基から一挙に約300倍の2千万(2×107)塩基に上がった. その後, 2006年のIllumina 1Gシークエンサの登場によりシークエンス量はさらに7憶(7×108)塩基まで上昇した. これはまさにシークエンスの革命であったが, その後もシークエンス能力は日進月歩で上昇し, 現在Illumina HiSeqシークエンサは1ランあたり6千億(6×1011)塩基以上の解読能力を有する1). 過去約8年間, ヒトをはじめさまざまな生物種の広範な組織・発達段階のDNA・RNAがこれら次世代シークエンサが産出する高精度かつ低コストな大規模配列データを用いて解析され, ゲノム学上で数々の新発見がなされた.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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