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特集 非結核性抗酸菌症の進歩

非結核性抗酸菌症の治療とその問題点

Treatment and its problem of nontuberculous mycobacterial diseases

中村俊信小川賢二

THE LUNG perspectives Vol.22 No.1, 44-47, 2014

「Summary」非結核性抗酸菌症(NTM)のなかで約80%を占める肺Mycobacterium avium complex (MAC)症は本邦の中高年女性を中心に増加の一途をたどっており, 呼吸器専門医の克服すべき課題となっている. 診断基準の改訂が行われ, 菌量を問わず診断できるようになった. 治療開始時期は, 年齢, 臨床症状, 画像所見などを総合的に判断する必要がある. 薬剤投与期間は排菌陰性化後1年が目安となる. 肺MAC症は薬剤による内科的治療で治癒させることが困難なため, 外科治療を含めた集学的治療により予後延長を目指すことになる. この状況をブレークスルーするために, 新薬の開発・治療開始時期の指標確立・治療期間の最適化が求められている. 「はじめに」本邦の非結核性抗酸菌症(nontuberculous mycobacteriosis; NTM)のなかで約80%を占める肺Mycobacterium avium complex (MAC)症は, いまだ確立された治療法がない難治性肺感染症として認識されている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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