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特集 総合的に考える高齢者の呼吸器疾患

高齢者の呼吸リハビリテーション:安全性と効果の検証

Safety and efficacy of pulmonary rehabilitation in elderly patients.

神津玲千住秀明

THE LUNG perspectives Vol.20 No.2, 47-52, 2012

「Summary」高齢者においては, 加齢そのものによる退行性変化に加えて, 運動量減少あるいは活動性低下による廃用性変化に関連した運動機能低下をきたしている. COPD患者では, この傾向が顕著である. 高齢患者に対する呼吸リハビリテーションでは, 新たな合併症予防や併存疾患の管理, ならびに問題への早期対応を徹底したアプローチが必要である. そのためにも, 高齢呼吸器疾患患者を対象とした運動療法に関連した有害事象や合併症の発生率とその特徴について明らかにすることが急務である.
「はじめに」呼吸リハビリテーションの有効性は, 主に慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease; COPD)患者を対象とした数多くの科学的証拠によって確立されている. その患者選択においては通常, 年齢の制限は設定されていない. 一般的に高齢者では, 加齢に伴う各種機能障害, 併存疾患やさまざまな合併症を伴っており, 個人差も大きいといった特徴がある.
「Key words」後期高齢者, COPD, 運動機能, 呼吸リハビリテーション, 運動療法

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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