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特集 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン改訂―関連する診療ガイドラインにおける高尿酸血症の位置づけ―

9.肥満症診療ガイドライン2016

藏城雅文山本徹也

高尿酸血症と痛風 Vol.27 No.2, 66-68, 2019

肥満・内臓脂肪蓄積は,尿酸の排泄低下および尿酸産生過剰をもたらし,高尿酸血症の発症に大きく寄与している。そのため,高尿酸血症は,肥満症の診断基準に必須な健康障害の1疾患として記載されている。食事・運動療法として,肥満症診療ガイドライン2016では,①減量の有効性(3%以上),②急激な減量による尿酸上昇の危険性,③飲酒の制限,④週3回程度の軽い有酸素運動の継続が記載されているが,高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版と同様の記載となっている。薬物療法としては,病型分類を基に,尿酸降下薬を選択することが記載されているが,高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第2版と同様の記載となっている。
「KEY WORDS」肥満,内臓脂肪蓄積,食事,運動,薬物

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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