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特集 尿酸,XORと内皮細胞障害

2.各論 6)腎臓と血管内皮細胞障害

鮫島謙一笠原正登

高尿酸血症と痛風 Vol.26 No.1, 66-71, 2018

血管内皮細胞は,血管平滑筋の増殖と抗増殖,凝固作用と抗凝固作用,炎症作用と抗炎症作用などのさまざまな機能を有している。血管内皮細胞が障害されると,血管平滑筋の増殖,抗凝固作用,抗炎症作用のバランスが崩れるため,血管トーヌスや血管構造が破綻し,動脈硬化へと進展する。腎機能障害により,ADMAやホモシステイン,インドキシル硫酸などさまざまな物質の代謝が影響されることで血管内皮細胞障害を引き起こすとともに,心血管イベントの独立した危険因子であり,それらの関係には血管内皮細胞障害や動脈硬化が密接に関わっている。本稿では,腎臓と血管内皮細胞障害について概説する。
「KEY WORDS」腎機能障害,血管内皮細胞障害,ADMA,ホモシステイン,インドキシル硫酸

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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