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症例検討 症例を読む

ベンズブロマロン投与により尿酸値降下とともにインスリン抵抗性が改善した心不全の1例

荻野和秀

高尿酸血症と痛風 Vol.25 No.2, 103-105, 2017

高尿酸血症は高血圧をはじめとするさまざまな生活習慣病と併存し,糖尿病や耐糖能異常も高尿酸血症と関連性が深いことが報告されている1)。高尿酸血症にはしばしば耐糖能異常が合併し,さらに高尿酸血症が糖尿病発症の予測因子であるとメタアナリシスにおいても報告されている2)3)。一方,高尿酸血症の治療を行うとインスリン抵抗性や糖尿病が改善するという動物実験での報告はあるが4)5),尿酸降下薬で糖尿病やインスリン抵抗性が改善したという臨床研究はほとんどない。
今回提示するのは,高尿酸血症を合併した心不全患者に対してベンズブロマロンを投与することによって,インスリン抵抗性が改善した症例である。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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