<< 一覧に戻る

尿酸代謝に関連する疾患

第2回 高尿酸血症と非アルコール性脂肪肝(NAFL)

毛山桜子西原利治

高尿酸血症と痛風 Vol.25 No.2, 92-95, 2017

痛風は「男性の病気」,「常習飲酒家の病気」としてもよく知られている。これは尿酸の前駆体であるプリン体を多く含むビールを飲むと,腎臓からの尿酸排泄の抑制に加えて尿酸の合成が高まることに起因する。尿酸の血中濃度が上昇すれば,組織間液における尿酸の濃度が上昇して痛風発作を誘発することは,過量のアルコール摂取が肝障害をきたすこととともに衆知の事実である。
しかし,「飲酒習慣のない男性が痛風を生じるリスクは女性に比べて高いのか」,「飲酒習慣のない肥満者が痛風を生じるリスクは非肥満者に比べて高いのか」といった素朴な疑問については,あまりよく知られていないのが現状である。そこで本稿では,近年の慢性肝疾患の主流となった非飲酒者における脂肪肝を疾患背景とする肝障害である非アルコール性脂肪肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease;NAFLD)における血中尿酸値について考えてみたい。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る