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特集 高尿酸血症・痛風治療薬の臨床薬理

3.各論 2)フェブキソスタット

大野岩男

高尿酸血症と痛風 Vol.25 No.2, 42-48, 2017

高尿酸血症・痛風治療薬のゴールドスタンダードであるアロプリノールは,約40年間にわたり全世界で用いられてきた。日本で創薬された非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害薬であるフェブキソスタットは本邦において2011年から臨床使用されている。安全性の面から,アロプリノールは腎機能に応じて減量する必要があることから,これまで腎機能障害患者においては尿酸コントロールが十分ではなかった。フェブキソスタットは腎機能障害時においても用量調節は不要であるとされており,中等度~高度腎機能障害患者においても腎機能正常者と同等の有効性を示すとされている。またフェブキソスタットは尿酸産生過剰型,尿酸排泄低下型どちらの型の高尿酸血症に使用しても有効であったとされている。フェブキソスタットは,痛風治療薬としての有用性ばかりではなく,pro-oxidant作用としての側面をもつ高尿酸血症の是正にも今後欠かすことができない薬物となりうると思われる。
「KEY WORDS」フェブキソスタット,アロプリノール,痛風,高尿酸血症,慢性腎臓病

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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