<< 一覧に戻る

特集 女性骨盤底医学の最前線

治療

4)経腟メッシュ手術(TVM手術)

竹山政美

排尿障害プラクティス Vol.29 No.2, 50-54, 2021

経膣メッシュ(tension-free vaginal mesh;TVM)手術のコンセプトは,メッシュを用いて,メッシュ本体が臓側筋膜を補強し,メッシュ脚が靭帯を補強する,というものである。使用可能なメッシュの素材がポリプロピレンからポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene;PTFE)に代わったことにより,術式そのものの変更を余儀なくされている。PTFEは科学的に安定した素材であるが摩擦係数が小さいという特性があり,TVM手術に使用する際にはその脚が組織との間で滑ってずれやすいという欠点となるからである。種類としては,ProliftTM型と,小さめのメッシュを用いるElevateTM型,UpholdTM型,TVMA2型などがある。得意とする骨盤臓器脱(pelvic organ prolapse;POP)は膀胱瘤が主である症例,不得意なPOPは子宮脱のうち,頸部延長型および子宮頸部が大きな症例である。
「KEY WORDS」TVM手術,PTFEメッシュ,ORIHIME®,骨盤臓器脱,アンカリング

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る