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学会賞 受賞演題・論文解説 第33回 日本老年泌尿器科学会

医師部門 高齢下部尿路症状患者に対する睡眠衛生指導の夜間頻尿軽減効果

永江浩史

排尿障害プラクティス Vol.28 No.2, 83-85, 2020

高齢者の夜間頻尿と睡眠障害がともにQOLを低下させ,フレイルにも密接に関連することは緒家の報告で明らかです。これまで薬物療法[下部尿路症状(lower urinary tract symptoms;LUTS)治療薬,睡眠薬など]による改善効果が多く報告されてきましたが,その改善効果にも限りがあることに加え,睡眠薬には転倒リスク,認知機能低下,多剤併用などの観点から慎重な使用と適切な減量・休止が求められているという課題もあります。そのため,当院では2017年から,LUTS患者の睡眠障害に対する非薬物療法として睡眠衛生指導を主体とした認知行動療法(cognitive behavioral therapy for insomnia;CBT-I)を開始しました。今回の研究は,睡眠障害をともなう高齢Male-LUTS患者に対するCBT-Iの夜間頻尿軽減効果を後ろ向きに検討したものです。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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