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特集 女性下部尿路症状診療ガイドライン第2版を読み解く

特集に寄せて

髙橋悟

排尿障害プラクティス Vol.28 No.2, 15, 2020

2013年11月に,『女性下部尿路症状診療ガイドライン』が刊行された。本ガイドラインは尿失禁以外の女性下部尿路症状を網羅する点において,世界で初めてのものであった。本ガイドラインにより,女性の下部尿路症状診療の標準化が進んだが,その後の診療の進歩や取り巻く環境の変化に対応すべく,2019年9月に第2版が刊行された。
その改定のポイントは新たに追加されたclinical question(CQ)をみると,理解しやすいだろう。主なものをあげると,「CQ6:骨盤臓器脱に伴う下部尿路症状にはどのようなものがあるか?」,「CQ7:間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の診断のポイントは何か?」,「CQ8:女性下部尿路症状は,性機能へどのような影響を与えるか?」,「CQ12:女性過活動膀胱に対して,抗コリン薬,β₃作動薬の種類による有効性,安全性に違いはあるか?」,「CQ13:女性過活動膀胱に対して,抗コリン薬とβ₃作動薬の併用療法は推奨されるか?」,「CQ14:過活動膀胱治療薬は,認知機能に影響を与えるか?」,「CQ15:女性難治性過活動膀胱に対する仙骨神経刺激療法と膀胱鏡下ボツリヌス毒素注入手術は推奨されるか?」,「CQ16:混合性尿失禁に対して,抗コリン薬,β₃作動薬は推奨されるか?」,「CQ18:女性低活動膀胱の治療には何があるか?」,「CQ22:FDA警告における中部尿道スリング手術の評価と影響はどのようなものか?」である。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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