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特集 低活動膀胱(UAB)の最前線

UABと尿流動態検査

山西友典加賀勘家加賀麻祐子布施美樹柴田千晴石塚滿

排尿障害プラクティス Vol.27 No.2, 29-36, 2019

低活動膀胱は,膀胱収縮の減弱という機能障害,すなわち排尿筋低活動による排出障害を示唆する症状症候群と定義される。排尿筋低活動は,尿流動態検査に基づき,「排尿筋の収縮力が弱いか,もしくは収縮の持続時間が短いこと。その結果,排尿時間が延長するか,ある一定時間内に膀胱を完全に空にできなくなること」と定義されている。膀胱収縮が全く認められないものは,排尿筋無収縮という。排尿筋低活動は排尿時における下部尿路機能障害の定義であるが,蓄尿時の機能には,正常(安定膀胱),排尿筋過活動(収縮不全型排尿筋過活動),低コンプライアンス膀胱の場合がある。後者では,膀胱容量の減少,蓄尿時の膀胱の高圧状態などから,種々の排尿障害,上部尿路障害をきたす危険がある。
「KEY WORDS」低活動膀胱,排尿筋低活動,尿流動態検査,尿流・内圧測定,低コンプライアンス膀胱

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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