<< 一覧に戻る

特集 歩行障害・認知症をともなうLUTSの診方

【歩行障害・認知症とLUTS】かくれ脳梗塞とLUTS

吉田正貴西井久枝野宮正範横山剛志

排尿障害プラクティス Vol.26 No.1, 33-38, 2018

高齢者の白質病変(white matter hyperintensities;WMH)の主体は虚血にともなう脱髄であり,これまで「かくれ脳梗塞」,「無症候性脳梗塞」と呼ばれており,尿失禁などを含むさまざまな老年症候群と関連していると考えられている。また,これまで,高齢者の下部尿路症状(lower urinary tract symptoms;LUTS)とWMHに相関があることを示したいくつかの報告がある。われわれは,脳の領域別のWMHとLUTSとの関連について検討し,加齢とともにWMHは増加し,特に前頭葉でWMHが顕著に増加していること,この前頭葉のWMHの増加が高齢者の尿失禁のリスクの1つとなっている可能性について述べた。
「KEY WORDS」下部尿路症状,白質病変,かくれ脳梗塞,認知症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る