<< 一覧に戻る

特集 歩行障害・認知症をともなうLUTSの診方

特集に寄せて

榊原隆次

排尿障害プラクティス Vol.26 No.1, 15-16, 2018

今回の特集は,「歩行障害・認知症をともなう下部尿路症状(LUTS)の診方」です。歩行障害と認知症は,高齢患者さんに非常に多いものです。人口の高齢化を受けて,歩行障害・認知症をともなうLUTS患者さんが,今後ますます増える可能性があります。その際,私達はどのようなことに気をつけて診療したらよいでしょうか?
歩行障害は,高齢患者さんでは避けて通れない問題で,80歳代では3人に2人が有しているともいわれ,基礎疾患は多因子性と考えられます。ベッドサイドでは,かくれ脳梗塞・レビー小体型認知症などの神経内科(脳)の病気〔動作が遅くなり,かくれ脳梗塞では開脚ふらつきもともなう,しばしば嚥下障害(むせ)をともなう,痛みがない〕,腰椎症・膝関節症などの整形外科(骨関節)の病気(しばしば痛みをともない,痛みをかばって歩く),および全科に関わる廃用性筋萎縮〔アミオトロフィー,サルコペニアともいわれ,下肢近位筋力低下が目立つ(座位から尻を上げられないなど)〕などがしばしばみられます。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る