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特別寄稿

下部尿路症状と動脈硬化:PDE5阻害薬と血管内皮機能

東幸仁

排尿障害プラクティス Vol.25 No.1, 86-93, 2017

Lower urinary tract symptoms(LUTS)は,加齢にともない有病率が増加する。LUTSは全身の動脈硬化の一表現型と捉えることもできる。LUTSの存在は心血管合併症の独立した危険因子である可能性が高い。血管内皮機能障害は,心血管病発症の第一段階である。LUTSも血管内皮機能障害因子として認識されつつある。実際,LUTSでは,血管内皮機能が障害されていること,phosphodiesterase type 5(PDE5)阻害薬がLUTSの血管内皮機能を改善することも報告されている。LUTSの進展にともなって障害される血管内皮機能を改善することは,心血管合併症の発症抑制,生命予後の改善につながる可能性がある。
「KEY WORDS」Lower urinary tract symptoms,血管内皮機能,phosphodiesterase type 5 阻害薬,動脈硬化,心血管イベント

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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