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Office Urologistsへのアンケート

認知症と排尿障害

榊原隆次

排尿障害プラクティス Vol.23 No.2, 6-13, 2015

認知症は,高齢の患者さんでは避けては通れない問題で,80歳代では3人に1人,90歳代では2人に1人が有しているといわれます。基礎疾患としてベッドサイドでは,アルツハイマー病と隠れ脳梗塞の合併の方が多く,それより少数ながら,こだわり,いらいら,安静時の手のふるえ・使いにくさ,大人の寝言,目立つ幻覚のある場合,レビー小体型認知症の方もおられます。認知症では,排尿障害を合併することが非常に多くあります。その内容は,初期には過活動膀胱(しばしば夜間頻尿を伴う)が多く,中期以降は機能性尿失禁(トイレがわからず,尿失禁を教えて下さらない場合もあり)がよくみられます。これらに対して,治療に難渋することも少なくないのではないでしょうか。今回,広く一般医家の先生方に,認知症と排尿障害のアンケートについて,ご回答いただくことを目的として企画し,ご協力を賜ることができました。ここに集計されました結果をご覧いただき,日頃のご診療に際しましてお役立ていただけますと幸いです。
「アンケート実施要項」
調査対象者:日本泌尿器科学会認定専門医(開業医)50名
有効回答数:43名(86%)
調査方法:FAX,E-mail
調査対象地域:全国

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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