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特集 心不全と臓器連関

基礎 臓器連関を司るマクロファージ

真鍋一郎

CARDIAC PRACTICE Vol.31 No.2, 19-22, 2021

心不全は全身疾患である。その発症と進展には心臓外のさまざまな要素が影響する。逆に,心不全は多様な疾患のリスクとなり,その病態を促進する。このような全身疾患として心不全を捉えることは,高齢化とともにますます重要となっている。最近,多疾患を併存しているmultimorbidityが注目を集めるようになっているが,その罹患率は65歳以上の3/4にのぼると報告されている1)。Multimorbidityの中心は非感染性疾患(non-communicable disease:NCD)であり,特に心血管疾患,代謝疾患,腎疾患などの慢性疾患の併発が主要な問題である。複数疾患の併発は,冠危険因子のようなリスク要因を共有しているといった関係にとどまらず,疾患同士の双方向的な相互作用が強く示唆されている。心不全においても,臓器間の連関や器官システム間の連携の観点からのメカニズムの理解が求められている2)
「KEY WORDS」心不全,心臓マクロファージ,心腎連関

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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