特集 心臓弁膜症:診断と治療の進歩
臨床 マルチモダリティによる心臓弁膜症の診断
CARDIAC PRACTICE Vol.30 No.3, 19-22, 2020
これまで心臓弁膜症の診断は主に経胸壁心エコー図検査(transthoracicechocardiography:TTE)や経食道心エコー図検査(transesophageal echocardiography:TEE)などの心エコー図検査によるものが担っており,これらを中心に診断学が発展してきた。現在もその位置は変わらないが,新たに台頭してきたカテーテル治療においては,さらにCT,MRI,心臓カテーテル検査などの他のモダリティが重要になってきている。
本稿では,これらの心臓弁膜症診断におけるマルチモダリティの重要性について,特に大動脈弁狭窄症(aorticvalve stenosis:AS)において概説する。
「KEY WORDS」心臓弁膜症,心エコー図検査,CT,MRI,TAVI
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