<< 一覧に戻る

特集 神経システムと循環器疾患

臨床 循環器疾患と睡眠障害

葛西隆敏松本紘毅

CARDIAC PRACTICE Vol.30 No.1, 39-44, 2019

睡眠は人体,とりわけ心血管系にとって重要な休息時間である。不眠症(insomnia)や睡眠呼吸障害(sleep disordered breathing:SDB),睡眠関連運動障害により睡眠の量・質が損なわれると,自律神経システムのバランスが乱れ循環器疾患のリスクが上昇する(図1)。一方,一般人口と比して,心不全などの循環器疾患を有する患者は高率に睡眠障害を合併している。睡眠障害は循環器疾患の発症・進展において重要な役割を果たしており,睡眠障害への介入が予後を改善するのかが注目の的である。特に睡眠呼吸障害に関しては,いくつかの大規模臨床試験が行われている。本項では,①睡眠時間と循環器疾患の関係,睡眠障害のうち,②不眠症,③睡眠呼吸障害,④睡眠関連運動障害と循環器疾患との関連について述べる。
「KEY WORDS」不眠症,睡眠呼吸障害,心不全,陽圧呼吸療法,睡眠関連運動障害

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る