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特集 神経システムと循環器疾患

臨床 心房細動患者の脳卒中予防戦略 ―無症候性心房細動―

大塚崇之山下武志

CARDIAC PRACTICE Vol.30 No.1, 27-32, 2019

非弁膜症性心房細動が脳梗塞の危険因子であることは,近年広く認知されるようになった。心房細動患者の脳梗塞発症率は心房細動のない人の2~7倍であり,心原性塞栓症の合併は広範囲な梗塞を引き起こすためきわめて重症化しやすいという特徴を有する。心原性塞栓症は脳梗塞の原因の20~30%前後であり,その割合が増加傾向であることが報告されている1)
一方で心房細動は有症候性である場合と,動悸などの自覚症状を有さない無症候性に分類されるが,無症候性心房細動は健康診断などで偶発的に発見されることが多いが,症例によっては脳梗塞発症によって初めて心房細動が発見されることもしばしば経験される。
本稿では無症候性心房細動に焦点を当て,脳梗塞との関連を概説する。
「KEY WORDS」無症候性心房細動,潜因性脳梗塞,植え込み型ループレコーダー

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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