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特集 チームで取り組む心不全医療

臨床 心不全に対する包括的外来心臓リハビリテーションとチーム医療

後藤葉一

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.3, 35-42, 2016

「なぜ心不全に包括的外来心臓リハビリテーションが必要か?」近年,心不全に対する多職種チーム医療や疾病管理プログラムが注目を集めている。しかしその具体的な診療形態は標準化されておらず,解決すべき課題も多い。本稿では,高齢化社会における心不全に対して有用性が期待される多職種チームによる疾病管理プログラムとしての包括的外来心臓リハビリテーションについて,現況と実施上のポイントを概説する。
1.従来の心不全治療戦略(=標準的薬物治療)が通用しない時代
これまで慢性心不全の治療は,長期予後(=生存率)の改善を最優先のゴールとして,β遮断薬,アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)/アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB),アルドステロン拮抗薬といった標準的治療薬処方の徹底を基本戦略として行われてきた。
「KEY WORD」外来心臓リハビリテーション,運動療法,運動耐容能,多職種介入,疾病管理プログラム

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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