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特集 Onco-Cardiology―がん化学療法と心血管合併症

総論

赤澤宏

CARDIAC PRACTICE Vol.27 No.2, 15, 2016

循環器疾患の罹患や死亡は生活習慣の欧米化と高齢化によって近年急速に増加してきているが,わが国では依然として悪性新生物で亡くなる人の割合が最も多い。がん患者を数多く診療する専門施設だけでなく一般施設においても,循環器内科医の多くが,がんを合併する患者を担当する機会が増えてきていると実感しているであろう。がん治療においては,化学療法や放射線治療の進歩により寛解率や治癒率の向上がみられる一方で,薬剤による副作用,特に心毒性や血栓塞栓症が大きな問題となりつつある。がんに対する有効な治療を継続していくためにも,心血管系の副作用を予防あるいは最小限化することが求められている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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