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特集 第37回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

透析患者に対する分岐鎖アミノ酸補充食品の有用性に関する検討

Clinical efficacy of branched-chain amino acids product for the hemodialysis patients

藤田陽子山内文俊前田信子吉田明子吉田真由美熊谷俊子加藤章信

栄養-評価と治療 Vol.32 No.1, 35-37, 2015

「SUMMARY」透析患者ではさまざまな栄養代謝障害がみられ,分岐鎖アミノ酸(BCAA)の経口投与による栄養学的な効果が報告されている。透析患者に対してBCAA補充食品であるアミノフィール®とアミノガレット®を2ヵ月投与したところ,対照群に比しヘモグロビン濃度(Hb)の上昇傾向が認められた。エリスロポエチン製剤の使用量には対照群と差がなく,透析患者に対するBCAA補充療法は貧血を含む末梢血検査値を改善する可能性がある。
「Ⅰ はじめに」透析患者ではさまざまな栄養代謝障害がみられることが知られており,ことに低アルブミン血症は蛋白栄養障害として,持続透析を行っている慢性腎不全患者の栄養学的な問題として捉えられている。このような透析患者に対する分岐鎖アミノ酸(branched chain amino acids;BCAA)の経口投与による栄養学的な効果が報告されている。Hiroshigeら1)は慢性腎不全による透析患者にBCAAを1ヵ月投与し,血漿BCAAと血清アルブミン濃度(Alb)が増加したことを示した。
「KEY WORDS」透析,経口BCAA製剤,エリスロポエチン

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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