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サルコペニア肥満

Sarcopenic obesity

栄養-評価と治療 Vol.31 No.4, 45-47, 2014

「POINT」加齢に伴う骨格筋の減少として定義されているサルコペニアと,正常より体重が多い状態を示す肥満が併存した状態をサルコペニア肥満という。最近,筋肉量および筋肉機能を用いたサルコペニアの診断基準が欧州,アジアの各地域から報告されている。肥満の診断基準は体格指数(BMI)が一般的であるが,体内脂肪測定の有用性も報告されており,サルコペニア肥満における統一された診断基準はまだ確立されていない。
「Ⅰ はじめに」サルコペニアとは「加齢に伴って起こる骨格筋量の減少」を意味する語として,1989年に米国タフス大学のRosenbergにより提唱された1)。肥満とは体重が正常より多い状態であり,一般的には体格指数(body mass index;BMI)で評価される。この両者が併存した状態が「サルコペニア肥満」であり,近年,この概念が注目されている。本稿ではサルコペニア肥満について概説する。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

抄録