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特集 第35回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

滝沢村中高齢者の栄養アセスメントによる身体状況の検討

Examination of the physical situation by the nutrition assessment of elderly people in Takizawa-village

三輪孝士菊池眞帆齋藤恵渡辺千尋澤田孝子笹田陽子熊坂義裕

栄養-評価と治療 Vol.30 No.1, 37-42, 2013

「SUMMARY」地域在宅高齢者の身体計測, 身体活動量の把握などから, 健康増進を支援する保健指導プログラム構築へ展開するための基礎資料を得る目的で調査を実施した. その結果, 栄養状態は良好で, 1日あたりの歩数は「健康日本21」の目標値にほぼ達していた. また, 身体活動量は男女ともに少なく, 3メッツ以上(中強度以上)の身体活動や運動は, ほとんどの者が行っていない状況にあった. 女性のBMI≧25.0群における身体活動量は低かった. 「I はじめに」わが国の65歳以上の高齢者人口は, 総務省の平成22年国勢調査の結果では2,924.6万人(総人口に占める割合23.0%)である. これは, 国際連合の報告書(1956年)において定義された「高齢化社会」の倍化水準である14%を1994年に超え(「高齢社会」), 2007年には「超高齢社会」と称される21%を超え, 高齢化率がさらに上昇を続けている現況である.
「KEY WORDS」高齢者,介護予防,身体活動量,MNA®-SF

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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