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みんなですすめる臨床栄養管理

第15回 北海道社会保険病院栄養管理室

山田朋枝越後弘子新木誠横山敏紀神崎博子成澤美佳松久忠史古家乾小笠原英紀

栄養-評価と治療 Vol.28 No.1, 5-10, 2011

傷病者の栄養状態を改善する方策は,病気の予防,治療に応用できることが多くの研究で明らかにされてきた。しかし,普通に食べることができず,食欲を失い,消化・吸収能力が低下し,エネルギーや栄養素の必要量が増大し,さらにこれらの合成能力が低下した傷病者に対して,適正な栄養状態を改善,維持することは簡単な話ではなく,多くの専門家の知識と技術が必要になる。そこで本連載では,チームワークにより積極的に栄養管理に取り組んでいる事例を紹介していきたいと思う。
(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部長 中村丁次)

執筆者紹介─山田朋枝

●略 歴
1984年 天使女子短期大学食物栄養学科卒業(現 天使大学)
同 年  北海道社会保険中央病院栄養課入職(現 北海道社会保険病院栄養管理室)
●認定資格
2001年  日本糖尿病療養指導士認定機構認定 日本糖尿病療養指導士
2009年 日本静脈経腸栄養学会認定 NST専門栄養士
2010年 社団法人日本栄養士会認定 TNT-D認定管理栄養士

①山田朋枝(管理栄養士),②小笠原英紀(副院長,呼吸器科医),③古家 乾(消化器センター長,消化器科医),④松久忠史(外科医長,外科医),⑤越後弘子(管理栄養士),⑥新木 誠(薬剤師),⑦横山敏紀(薬剤師),⑧畑山 翠(言語聴覚士),⑨成澤美佳(看護師),⑩梅田美智子(皮膚排泄ケア認定看護師),⑪宮川寿美代(臨床検査技師)

●後輩栄養士の方々へ
栄養管理の基本は経口摂取。美味しく安全な食事の提供が重要です。献立を立てたことはありますか?作ったことはありますか?その食事は美味しいですか?そして患者さんはどう召し上がっていますか?このことを念頭に医師・看護師・薬剤師をはじめとするメンバーとの連携を行い栄養管理を進めていって下さい。

はじめに

 当院は,札幌市民の憩いの場である豊平川に隣接した閑静な地に位置し,札幌市中心部のテレビ塔からも5kmほどの地域中核病院であり,札幌市豊平区を中心に南部地域,約50万人の住民を対象とした急性期病院である。実働病床数322床(一般病床312床,結核病床10床),平均在院日数12.7日,病床利用率73.2%で,主な診療科に呼吸器センター,消化器センター,心臓血管センター,地域周産期母子医療センター,糖尿病・内分泌内科,腎臓内科を有している。当院の栄養サポートチーム(nutritionsupport team;NST)は2005年に稼動した。本稿では,NSTと2010年度から始まったNST加算算定の取り組みについて中心に述べたい。

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